英語学習

【哲学洋書で英語も学ぼう】米大学哲学科が本気でオススメする哲学書まとめ

こんにちは。Kotaniです

何を隠そう私はアメリカの大学の哲学科なので。

今回は哲学の洋書の中からおすすめのモノをまとめて紹介していきます。

哲学の知識があまりない方でもすらすら読めるものから、そこそこ難易度の高いもの。

更にはアメリカの大学でガッツリ授業で使用する、ハイレベルなものまで。

様々なレベル・分野の哲学洋書をまとめました。

 

哲学書として読み易く、英語もシンプルで完結で読みやすい。

なるべくそんな哲学洋書をまとめています。

 

英語で哲学を学びたい方は是非参考に。

【英語で哲学】政治哲学系のおすすめの洋書まとめ

The Social Contract Theorists: Critical Essays on Hobbes, Locke, and Rousseau by Christopher W. Morris


The Social Contract Theorists: Critical Essays on Hobbes, Locke, and Rousseau (Critical Essays on the Classics Series) (English Edition)

現代の政治哲学や、そもそもの社会システムの理念的根幹を作り出したHobbes, Locke, Rousseauの社会契約説についてを解説している哲学洋書。

社会契約説とは?自然状態とは?国家や権力はどのように構築されていくのか?国家権力はどのようにあるべきなのか?国家の目的とは?

3人の哲学者の思想を、とんでもなく明快でクリアーに解説してくれています。

めちゃくちゃわかりやすいです。

Cirtical Analysisということで、この3人の思想的な欠陥だったりをも解説しています。

この本には論文を書くときにめちゃめちゃお世話になった記憶があるぞ

とりあえず、社会契約説とはなんぞや?ということを学ぶには最高の1冊です。

A Theory of Justice by John Rawls


A Theory of Justice: Original Edition (Oxford Paperbacks 301 301) (English Edition)

20世紀のアメリカを代表する哲学者 John Rawls(ジョン・ロールズ)の著作の一つ。

最近の政治哲学を考察していく上では、この1冊は絶対に外せませんね。

おそらく、アメリカの大学で政治哲学を学ぶなら必ず読むんじゃねぇか、という名著

賛否両論色々ありますが、様々な分野へ影響を与えた一作です。

政治哲学や倫理を考えるのであれば、絶対に一度は目を通すべき。

社会契約・公平性・自由主義・政府権力の限界・再分配というのがキーワード

ただ、めちゃめちゃ分厚いので、読むのには根気が必要。

とにかく長い。

個人的には、ロールズの著作を読むのであれば次に紹介する本をおすすめします。

Political Liberalism by John Rawls


Political Liberalism (Columbia Classics in Philosophy)

コチラのPolitical Liberalismも、 John Rawls(ジョン・ロールズ)の著作の一つです。

本書に三部あるうちの最初の第一部は、実際にロールズがコロンビア大学で行ったレクチャーを元に構成されています。

先程も紹介した A Theory of Justice の内容もある程度包括しています。

 

本書のメインの内容は、Political Liberalismというタイトル通り、

「自由主義社会の制約の中で包括な政治理念の創設は両立可能なのか?」

という問題がメインテーマですね。

コチラも、社会契約・公平性・自由主義・政府権力の限界というのが基本的なキーワード

本書のテーマは大学の授業でも扱う様なもので、あまり馴染みのない人は難しいかもしれません。

ただ、英語自体はかなり簡単です。

A Theory of justiceもそうなのですが、個人的にはロールズの著作は凄く読みやすく感じますね。

哲学書によくある回りくどい説明等も少ないため、非常に理解がしやすい文章です。

専門的な概念の説明なども、結構すらすら読めます。

社会契約や政治的公平性などといった分野の入門書として非常にオススメの一冊です。

Anarchy, State, and Utopia by Robert Nozick


Anarchy, State, and Utopia (English Edition)

コチラもアメリカを代表する政治哲学者 Robert Nozick による1冊。

この本で解説されているのは、基本的にはロールズの福祉再分配国家的思想や、伝統的な社会契約説に対するカウンターがメイン。

今ちょうど読んでいますが、やっぱり面白い

よく勘違いされてるっぽいのですが、この本は俗に言う「無政府主義」的思想を元にしているワケではなく、

「個人の権利・生命を保護するために必要な国家の最小単位」

と言ったことがメインのテーマです。

昨今のリバタリアニズムを代表する思想ですね。

【英語で哲学】倫理系のおすすめの洋書まとめ

Ethical Theory: An Anthology Edited by Russ Shafer-Landau


Ethical Theory: An Anthology (Blackwell Philosophy Anthologies Book 15) (English Edition)

倫理や道徳論を学ぶのであれば、まあコレを読んでおけ。

という1冊。

とはいっても、コレまでに紹介してきた本とは違い、

「様々な哲学者たちの著作の抜粋を集めた」

というモノです。

言うなれば、美味しい所取りだけできる。

基本的に、こんな感じの「複数の著者の著作をまとめた分厚い本」がアメリカの大学の授業では使われるね。昔の哲学者の本をいちいち著者ごとに買うなんてことはしないかな

内容としては、功利主義や義務論のように、

「何が道徳的に正しい行為なのかを導き出すための基本原理」

と言った、基本的に世間一般で考えられる倫理・道徳論をだけではなく、

「そもそも道徳って何?倫理って何?」

という、Metaethics(日本語訳が分からない…)を考察する、そんな著作もたくさん収録されています。

倫理学をがっつり学びたい人は、とりあえずコレさえあればOKです。

Would You Kill the Fat Man? by David Edmonds


Would You Kill the Fat Man?: The Trolley Problem and What Your Answer Tells Us about Right and Wrong (English Edition)

「もっとわかり易い、The 倫理・道徳論が学びたい!」

という方にはおすすめなのが、この1冊です。

倫理哲学・道徳論の入門向けの洋書としておすすめしておきます。

ちょっと昔に流行っていた(らしい)哲学書です。

邦訳では「太った男を殺しますか?」ですね。

 

俗に言うトロリー問題という、5人を助けるために1人を殺すのか?という問題を、複数の倫理・道徳論から考察するという1冊です。

ぶっちゃけ、大学の授業でガッツリ学ぶほどの深みがあるワケではないんですが、一般的な哲学というイメージにはピッタリなんじゃないんですかね。

内容自体が簡単なので、哲学入門書としておすすめ

この本を読んで倫理哲学や道徳論に興味を持ったら、是非先ほど紹介した Ethical Theory: An Anthology を買って、哲学的探求の世界へ一歩踏み出してみてください。

【英語で哲学】形而上学・分析哲学・言語哲学系のおすすめの哲学洋書まとめ

The Longman Standard History of Philosophy by Daniel Kolak and Garrett Thomson


Longman Standard History of Philosophy

合理論(Rationalism)や経験論Empiricism(Empiricism)と言った、形而上学(Metaphysics)を始めとした近世哲学思想から、

現象学(Phenomenology)や解釈学(Hermeneutics)

構造主義(Structuralism)やポスト構造主義(Post Structuralism)

といった、正直列挙するとキリが無いくらい、広範な哲学分野の原著が収録されています。

コチラも様々な哲学者の著作がまとめられている1冊です。

 

原著ばっかりなので読むのは難しいですが、それぞれの思想や区分、哲学者ごとにしっかりと詳細な解説がなされています。

この解説が異常にわかりやすいので、解説を読むためだけに買うのも価値があるかもしれない

正直、相当レベルとしてはかなり高い1冊ですね。

大学レベルの、学術的に哲学を学びたい!なんて人にだけおすすめします。

気軽に買える値段でも内容でも無いですし。

ただ、本気で、それこそ大学で哲学をやるような方にはおすすめの哲学書です。

歴史にその名を遺す、学術的に扱われる哲学書や論文等は基本的にすべて収録されています。

Bacon to Kant: An Introduction to Modern Philosophy by Garrett Thomson


Bacon to Kant: An Introduction to Modern Philosophy (English Edition)

形而上学(Metaphysics)や近世哲学を学びたい人にはおすすめの1冊。

 

大陸合理論主義思想として、デカルト・スピノザ・ライプニッツを。

イギリス経験論思想として、ベーコン・ロック・バークリー・ヒュームを。

そして形而上学の集大成としてのカントを。

それぞれの思想の要点が、めちゃくちゃ完結に解説されています。

 

実際にKotaniも授業で使用した1冊です。

コレを解説書として読んで概要を把握 → 実際の原著を読む

というステップで学習してました。

個人的にこの本を使った形而上学&近世哲学の授業は、今まで履修した授業の中でもトップクラスに面白かった

Why the World Does Not Exist by Markus Gabriel


Why the World Does Not Exist

Why the World Does Not Existはドイツ・ボン大学の教授であるMarkus Gabriel(マルクス・ガブリエル)による哲学書ですね。

哲学を学んだことが無い一般の方向けに書かれているので、哲学入門書として紹介しますね。

内容としては、

「Why the world does not exist?(なぜ世界は存在しないのか)」

というタイトル通り、我々がどのように世界というモノを認識し、受け取るのかという事についての論考がメイン。

マルクスによる形而上学・実在論・認識論といった分野の様々な哲学者やその歴史についての解説もあるため、この1冊である程度哲学の諸分野の内容もつかめるはず。

先ほど紹介したモノと結構内容的には同じ部分もありますが、この本のほうが圧倒的に簡単ですね。

この本のほうが簡単にまとめられている反面、内容は薄くなっちゃうから、ホントの入門者用としておすすめするかな

文章自体が平易なのに加え、哲学入門者向けという事もあり、曖昧な哲学の概念が非常に明快でわかりやすく解説されています。

語彙自体も複雑で難解なモノがそこまで使用されていないので、すらすらと読み進めることができるかと。

まとめ

いかがでしょうか。

哲学は非常に興味深い学術分野です。

英語と哲学を一緒に学べると非常にお得なので、
ぜひ挑戦してみてください!

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