アメリカ生活

闇の深い反捕鯨の理由・IWCの酷すぎる実態…なぜ日本の脱退は批判されるのか?

こんにちはKotaniです。

今回は捕鯨問題について小咄を。
雑学程度に見ていただければ幸いです。

先日 日本が IWC を脱退 した事が話題になりましたね。

日本の捕鯨問題といえば、長らく欧米を始めとする国々や、反捕鯨団体との間で物議を醸し出してきました。

捕鯨自体はあまり馴染みが無いかもしれませんが、耳にした事はあると思います。

捕鯨問題を論ずる際にかねがね論争になったことが、

なぜ日本の捕鯨のみ問題視されるのか

ということ。

なぜ牛や豚、その他の動物はOKとされ、もっと言うと反捕鯨大国オーストラリアによるカンガルー虐殺は許されてクジラは許されないのでしょうか。

よく、こういった国際問題や外交問題の場に感情論を持ち込む方がいますが、ハッキリ言ってお門違いです。

オーストラリアをはじめとする反捕鯨国にとっても、感情論は所詮ツールにすぎません。

鯨がかわいそうだの、環境がどうだといった様な感情論は置いておいて。

本記事では、

  • なぜ日本の捕鯨行為が反対されるのか
  • IWC脱退が批判されるのか
  • IWCの実態

これらのことについて実利的な側面から解説していきます。

IWCとは

IWCとは、国際捕鯨委員会」 International Whaling Commission の略称です。

「クジラ資源の秩序ある使用・クジラ全体の種としての繁栄と保存に対して取り組んでいこう! 」という事が目的です。

名目上は、「絶滅対象にあるクジラを保護していこう! 乱獲はやめよう!」と言った様な事を目的として活動しています。

現在は89ヶ国ほどが加盟しており、捕鯨支持国35 : 反捕鯨派50 : その他、という構図になっています。

基本的に、反捕鯨支持派の国の方が割合的に多いので、多数派を締める反捕鯨派国のやりたい放題といった状況のようですね。

IWCには日本が加盟することのメリットが無い

この IWC なのですが、先ほど述べた通り反捕鯨国の数の方が捕鯨支持国よりも数で上回っている状況です。

更に、IWC加盟各国は発言権を得るために拠出金を議会に収める必要があります。

日本は加盟国中の中でも 8%にも及ぶ、最高額を拠出しています

ただ、いくらお金を払ったところで基本的にプライオリティを得られるわけでも無いので、基本的に意味はないですね。

払った所で多数決により、日本を含む捕鯨支持派は反捕鯨派に負けるわけですし。

「カネを払わねえと発言権はねえ。だけど払っても聞かねえよ」

という状況です。
まあ、多数決制なのでしょうが無いですが。

そのため、IWCに加盟しても捕鯨支持派に取ってのメリットは薄いみたいですね。

IWC に所属していないカナダ等の国では 堂々と捕鯨活動をしています

日本の IWC脱退 という選択も、捕鯨活動を続けるといった観点から見ると理に適った選択に思えますね。

ひどすぎる… 矛盾だらけ・闇だらけのIWCの実態

そんな日本に取ってデメリットしか無い IWC ですが、この国際組織ちょっと調べてみると結構ガバガバ。

名目上は鯨の保護という大義名分を掲げていますが、内情は実利的な利権の絡み合いです。

まあ、国際組織に国際政治何てそんなもんですが。

確かにイデオロギーや感情論がファクターになりえることはあり得ますが、それだけで語れるものではありません。

IWCに話を戻して、この組織の内情についてをお話していきます。

クジラの絶滅保護のはずでは?

そもそもクジラと一口に言っても、絶滅の機器に瀕しているクジラは主に

  • シロナガスクジラ
  • ザトウクジラ

この2種です。

基本的に、日本の市場に出回るクジラというのは「ミンククジラ」という種類のクジラです。

そして、日本が捕鯨対象としているのは、このミンククジラであり、絶滅の危険は少ない種なんです。

それどころか、最近ミンククジラがどんどんその生息数を伸ばしています。

ミンククジラの数が増えすぎる事により、逆に他のクジラ種の数が増えないという事が発生してしまっています。

つまり、ある程度の数のミンククジラを間引く必要があるというわけです。

IWCや反捕鯨国が主張している事は、鯨を絶滅から守るという観点からは実際の状況とは正反対の事を行ってしまっているということになりますね。

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IWC内部での利権構造

一例を示しますと、捕鯨反対国の1国であるアメリカは ネイティブ・アメリカンの方々の捕鯨を

伝統的な行為だからセーフ

と言って無理やり IWC に捕鯨行為を認可させています。

「捕鯨はアメリカの伝統ある文化の一つだからゆるして」、ということらしいです。

文化だからOKと言うなら、日本の捕鯨も認可されてしかりだと思うんですが。

実は、日本の捕鯨文化というのは有史以前から続いているものです。

「捕鯨の町」と言われる様な場所の存在もあります。

今でも伝統的な方法で捕鯨が続けられている事実があることなどから、日本の伝統的な文化であることがよくわかります。

なので、アメリカが文化的な理由でネイティブ・アメリカンの捕鯨を認可させるなら、日本の捕鯨も認可されなければ筋は通らないのでは無いでしょうか。

そもそもなぜ外国に我々が昔から食べ続けてきたものを否定され、価値観を押し付けられなければ行けないのでしょうか?

図々しいにも程がありますよね。

なお捕鯨反対派のアメリカは自国の捕鯨に関しては例外にしており年間53頭ほど捕鯨しています(!?)

事実を全く認識できていない IWC

またまた実例を出しましょう。

日本と同じ捕鯨支持国である韓国の例をお話します。

韓国の年間のクジラ捕獲数の公式発表数は58頭です。

それに対し、日本のクジラの捕獲数はIWCによって認可されている550〜650頭ほどです。

ただこの韓国の数字に関しては、あくまでも政府が発表した数字であり、この数字以外に混獲というものが存在します。

混獲とは、「網を出したら間違えてクジラを獲ってしまった」

という意図せぬ捕鯨数のことです。
要は事故ですね。

日本の混獲数は年間116頭ほど、それに対し韓国はなんと2350頭

たまたま2000頭を超えるクジラをたまたま網にかけてしまうものなのでしょうか?

明らかに異常ですね。

IWCには虚偽の申告を提出し、日本の捕鯨行為を糾弾する(韓国には半日の反捕鯨団体が数多く存在し、活発に活動しています)

クジラの町蔚山にあるモニュメント – http://tpa-issue.net/issue08.html

流石にちょっとした手違いで日本の混獲漁の20倍ほどのクジラを殺してしまうものなのでしょうか

さすがに意図的にやラない限りこの数字は考えにくいですね。

こんな事をする韓国も韓国ですが、ちょっとこの IWC という組織はあまりにもお粗末なのでは無いでしょうか?

ホントに反捕鯨をしてクジラを守りたいのであれば、こういった事実もしっかり認識する必要がありますよね。

日本のクジラ漁の実情をちゃんと知ってほしい

先程述べたとおり日本の捕鯨対象は「ミンククジラ」です。

鯨の中でも、絶滅の可能性は少ない種です。

それにプラスして日本が獲っているクジラである「ミンククジラ」の漁獲数ですが、全体数に対して0.5%にも満たない量です。

その他の種は0.2%程度になっています。

  • 一口にクジラが絶滅仕掛けていると言っても実は80種おり、それぞれ状況が異なる
  • 日本が捕鯨対象にしているクジラは絶滅の可能性が少ない「ミンククジラ」等
  • 捕獲漁は種全体の資源量と比較してせいぜい0.5%程度 (日本捕鯨協会より)

IWCが絶滅を理由に捕鯨に圧力を掛けるのであれば、クジラの種を限定するのべきではないのでしょうか。

そもそも IWC の目的がクジラ資源の秩序ある使用です。

 

「継続的に活用できる海洋資源」として鯨資源を活用しないのは、IWCの理念的におかしいのではないでしょうか。

以上のような理由から、

「クジラは絶滅しかけているから取るのをやめろ!」

というのはなかなか見当違いな主張ということがわかります。

正確に言うと、「この種のクジラは獲らないでくれ」という主張なら理解できますが。

クジラも立派な海洋資源ですし。

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なぜクジラ漁のみ反対されるのか 反捕鯨の真実

IWC の実態について一通りお話したので、次は

「なぜ日本のクジラ漁のみがここまで問題視されるのか」

というメインテーマについて考えていきたいと思います。

なぜ、牛や豚はOKで鯨はダメなのでしょうか。

反捕鯨国の主要国のオーストラリアを例としてみると、なぜカンガルーはOKなのでしょうか?

反捕鯨国として名高いオーストラリアですが、年間に大量のカンガルーが主に商用利用・害獣駆除といった目的で殺害・乱獲されています

その数年間最大7万頭!

カンガルー全体の数は4500万頭ほどとされています。
(ちなみに17世紀以降 2/3 の哺乳類がオーストラリアで絶滅しています)

カンガルー全体の頭数に比較してみると、この数は少ないと思われるかもしれません。

しかし、専門家の間ではカンガルーの数が減り続けていて、絶滅の可能性も考えられるとの見方もあるそうです。

なぜ、同じ哺乳類であるカンガルーはOKで、 鯨はアウトなのでしょうか。

(オーストラリアではカンガルーを食べます。私もオーストラリアに行った際には、そこら中でカンガルーの肉が売られているのを見かけました)

欧米的なクジラ漁に対する考え方

16世紀頃の欧米各国では、鯨の脂が良質な燃料源となるという理由で、鯨の乱獲が流行っていた時期がありました。現在の石油のような感覚で鯨の脂が重宝されていたようです。

その規模たるやかなりの物で、アメリカ・イギリスで1000艘近くの船と7万にもの人員が従事し、年間に1万頭もの鯨が捕鯨されていたとされています。

当時は 鯨の脂だけを求め、脂を含む肉だけ切り取って残りは廃棄 されていたそうです。ちなみに、この時乱獲されていたマッコウクジラは現在絶滅危惧種に指定されています。

もともと日本の鯨漁というのはそれとは対象的で、全身をくまなく使うというものですよね。(用途についてはコチラのリンクをご覧ください)

なので、欧米的な捕鯨に対する考え方と、日本の伝統的な捕鯨に対する考えというのはかなり異なっているということがよくわかります。

そもそも、データから言っても種の存続に関わる様な重大な量の捕鯨を行っているわけではないですし、種も限定してますしね。

カンガルー虐殺大国オーストラリアの戦略

オーストラリアにおいては、鯨資源というのはとても重要なものになっています。

鯨関係の観光収入 は年間3億豪ドルにも及び、観光が大きなビジネスとして確立されているオーストラリアでは、大変重要なものとなっています。

オーストラリアにとって捕鯨反対や鯨の保護運動というのは、金銭的な意味合い以外にも、イメージ戦略的な側面 を強く持っているため重要である、こともあります。

1つにオーストラリアの 自然動物保護運動のアピール のため、もう一つが 地理的な影響 が大きいです。

日本が捕鯨を行っている多くの場所は南極海近辺であり、オーストラリアにとっては裏庭的な場所というイメージがあります。

そこで鯨を取られると気分的にもイメージ的にもあまり良くない、という考えが、オーストラリアの反捕鯨活動の背景としてあります。

「反捕鯨マネー」が美味しいから

これは特にシーシェパードを代表とする様な反捕鯨団体に当てはまるのですが、反捕鯨活動で得られる利益 というのが馬鹿にならない位大きな物と言う事実もあります。

動物に関連する番組を提供するアニマルプラネットというテレビ局も、反捕鯨に関する特集番組で知名度と人気を一気に獲得し、多額の寄付金を得ています。

この反捕鯨を扱ったプログラムは、同テレビ局でも2位という人気を博しています。

まさに金の成る木といったものですね。

とりあえず反日がしたい!!

とにかく反日の、日本を叩くためだけの材料として捕鯨を利用しているケースもかなり多いですね。

特に中国・韓国の反捕鯨団体に多いのですが、「まあとりあえず日本の事を叩きたいから捕鯨を理由にしとこ」というケースが非常に多いと思います。

特に上で挙げた韓国の例なんか良い例ですね。

混獲という名分で、日本の公式に認可されている捕鯨漁の2倍も量の捕鯨を意図的に行っています。

しかも半ば密漁と言った形で乱獲しているにもかかわらず、それには見向きもしないという…

残念ながら、反捕鯨活動をタダの反日材料にしたいとしか考えられませんよね。

まとめ

  • 今回日本が脱退した IWC 国際捕鯨委員会は…
    • 日本に取っては不利益のみ
      • 多額の拠出金に見合わない権益
      • IWC に加盟していない国(カナダ)は堂々と捕鯨している
    • 内部を除くと矛盾だらけ
    • 鯨の絶滅保護に対して真逆のアプローチ
  • 日本の 捕鯨 のみなぜ問題視されるのか
    • 例)オーストラリア(反捕鯨支持派)の戦略的な意味合いが強い
    • 反捕鯨マネーが美味しい
    • とにかく反日の材料がほしい

いかがでしょうか。

今回日本の IWC 脱退を機に色々調べてまとめてみましたが、反捕鯨の実態というのがなかなか合理性や説得性にかけた物というの事が分かっていただけたでしょうか。

反捕鯨・IWC の内情を見ると、なかなかにお粗末で酷いものと言うことがよくわかりました。

世間では、過去に反捕鯨を扱った映画が世界的に絶賛されたり、事実関係を無視して鯨の保護を唱えたりしているという事がかなりありますね。

こういったような反捕鯨運動を展開したり支持したりしている方々は多いですが、大体がその活動からくる利権目当てというケースが多いです。

思考停止をせずに、事実をしっかりと調べることの重要性というのがよくわかりますね。

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KOTANI
 

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オハイオ州のとあるリベラルアーツ大学に在籍している大学生。

Philosophy、Political Science専攻の傍ら、OSCPに向け奮闘中。

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